【オクトラBBB】「OCTOPATH TRAVELER Break, Boost and Beyond」コンサート(ライブ)の感想。ひとえに良かった!
2019年7月28日、ニンテンドースイッチのRPG「オクトパストラベラー」の初コンサートがありました。
※コンサート、ライブどちらで表記するか悩みましたが「コンサート」と表記します。
はじめに
ゲームが発売し、1年経っての待望の初公式コンサートです。
コンサートのトークでゲームプロデューサーの高橋さんも「数あるゲームの中でオクトパストラベラーはまだまだ新参」と言っていましたが、やはり音楽にも非常に力が入っているゲームで、2018年ファミ通アワードでもルーキー賞やミュージック賞など受賞していたことに、このゲームの凄さを感じさせられます。
オクトパストラベラーは正にSFC世代のド直球なゲームで大好きです。
結構色んなゲームでも「SFC時代のゲームを再現しました」というものも多いのですが、「ちょっと違うかなぁ…」と感じるものも多い中でこのゲームは本当に分かっている作りでした。
音楽も素晴らしいんですよね。
今回のコンサートは今年2月に発売されたアレンジCD「-Break & Boost-」の楽曲を元に構成されました。
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ただ、今回のコンサートではその「-Break & Boost-」を超えるといった意味合いで「Break, Boost and Beyond」とBeyondが付けられ、オクトラBBBとなったとのことです。
夜の部で参戦
コンサートは昼と夜の部の2つがありましたが、私は夜の部を選びました。
理由は知り合いからこういった舞台系ですと「最後が千秋楽とのことで良い」と言われたからでした。
と言っても、実質昼と夜の部で違いは無く、結果としてそれはそれで差が無くて良かったと思います。
まあ、単に気持ち的な問題でしょうかねw
場所
八王子にあるオリンパスホール八王子。
駅南口出て徒歩数秒の建物内にあります。
公式サイトを見ると最大収容人数2021名の座席で多摩地域最大級だそうです。
夜の部は17:45開場、18:30開演。
なお、私はラーメンが好きでよく色んなところに行ったらご当地ラーメンも食べて当ブログにもアップしています。
そこで折角なので八王子のラーメンも食べようと思って少し早めに出掛けました。
八王子に着いたのは17時頃。
ラーメンを食べに行く前にちょっと会場の様子を見ようと思って行ってみたところ、丁度昼公演が終わった直後のようで沢山の人が帰るところでした。
そしてもう既に夜の部で待機している人も30~50人程いて、「うーん、自分もちょっとお腹空いてきたのでどうしようかな」と考えていたところ、丁度夜の部で物販コーナーを開場するとアナウンスがあり、そのまますぐに並びました。
これはタイミングが良く、前から20~30番目くらいだったでしょうかね。
その後も沢山の人が物販で並んできました。
物販も予定通り17:45販売開始なので、45分くらい並んでいたことになります。
もちろんその間にもどんどん後ろに人が並んできて、相当な人数だったんじゃないでしょうかね。
物販では今回のアレンジCD、パンフレット、オルゴールを購入。
写真右側はグッズ付き特典チケットに付く音楽手記。
こちらは西木さんがwebで楽曲秘話を公開していたものをさらに再編したもののようです。
中には一部楽譜も収録されています。
→https://note.mu/yasunori_nishiki/m/m794192564040
原画展示
次に原画の展示に並びます。
こちらも結構並んでましたねー。
かなりの人数が並んでるだけに、ゆっくり見るわけにもいかないのでカメラで撮ってそそくさと出ます。
本当はじっくり見たいんですけどw
初期設定のイラストを見るとサイラスって最初前髪あったんですね。
イラスト見て最初誰かと思ったw
フラワースタンド
メーカーや関係者、有志(?)の方々からの花束。
特に一番右の花は気合の入り方がすごい…w
開演
席は前から3列目という超良い席でした。
スクウェア・エニックス e-STOREで先行予約始まってすぐに予約した甲斐があったんでしょうかw
楽曲感想
予め、私は音楽については素人で、本当に語彙力が無いのでご了承ください^^;
OCTOPATH TRAVELER -メインテーマ-
最初はメインテーマから。
正直に書くと「-Break & Boost-」のCDでも聴いていたこともあり、「まずはまあまあ」という感じなところでした。
フロストランド地方
「-Break & Boost-」でも好きな楽曲の1つです。
この凛とする曲、バイオリンとピアノのみのシンプルは編成良いですね。
当日は台風一過で真夏のように暑かったのですが、この曲で一気に会場に静寂感とフロストランドの寒さ(いや、清涼感?)を感じさせたようにも思いました。
なお、演奏者の前に薄いほぼ透明のスクリーンが降り、なんだこれ?と思ったのですが、そのスクリーンもモニターとして機能し、ゲーム中の雪が舞い降りる映像になっていて立体的な描写になっていました。
このオリンパスホールならではなんでしょうかね。
バトル1
こちらも最初のメインテーマ同様、CDでも聴いていたのでまずまずというのが正直なところでした。
まあ、西木さんもトークで言われていた感情グラフで言うなら「まずは前哨戦」といった感じなのでしょうけど…w
先程の薄いスクリーンではバトル中の「Break」の文字が映し出されていました。
自分は前の席だったので良くも悪くもその立体具合が分かりづらかったのですが、BDでまた見てみたいと思います。
なお、曲の合間に楽器編成の準備の時間が必要で、その間、西木さんが登場して曲の紹介やトークをします。
まあ、もちろん台本があるんでしょうけど、真面目過ぎず軽快な内容で笑うポイントも多く面白かったですねw
崖下の村オアウェル
先のバトル曲から一転して静かなバラード調に。
シンプルにクラリネット、ピアノ、アコギが哀愁さを表現されていました。
赤き断崖の集落
Break曲なのにBoostしていると言われていた曲w
自分の席が壇上に近かったので指の動きなども見えましたが、本当に演奏してたんですねw
学問の都アトラスダム
個人的にこれまではアレンジCDに収録されていた曲ということもあって、まずは前哨戦という感じを受けていたのですが、この新曲から自分の感情グラフが変わってきます。
ゲームでもなんでもそうなんですが、やっぱり初めての体験ってすごく重要で、体や心が震える感覚でした。
アトラスダムの優雅で優しい感じが良かったです。
決意
一部で人気がある曲。
バイオリン、ピアノのみのシンプルさが良いですね。
宝物のために
ボスバトル2
そしてココでかなり自分のテンションも上がりましたw
バトルエクステンド曲ではトレサの「宝物のために」が一番好きなのですが、それが来て、ボスバトル2とは!
震えましたねw
この辺りになって、ようやく自分はいくらCDで聴いていたとしても、やはり生の良さには敵わないことを再認識しますw
特にバトル系の曲はドラムのズンズンとした音が体に伝わってきました。
理を司る者
バトル曲はやはり盛り上がります。
映像もさすが上級職ジョブを取得するための強いボスなので、瀕死の死にまくりの映像でしたw
OCTOPATH Character Theme Medley Beyond
こちらも新曲で、個人的にすごく良かったです。
そういえばようやくのキャラクターのメインテーマのアレンジ新規なんですよね(プリムロゼは除外)。
バックには各キャラクターのイベント映像がシンクロします。
これがまためっちゃ良く、涙腺がちょっと潤んだほどです。
自分はオルベリクでプレイしたので特に思い入れのあるキャラの場面だと特に…!
お気に入りのトレサとプリムロゼも良かったですね。
オクトパストラベラーは自分もクリアして1年弱経っていますが、映画のエンドロールで回想シーンが流れる効果のように、当時のプレイや思い出がフラッシュバックしたわけです。
休憩
休憩時間は20分。
西木さんのトークで今回のコンサートの映像をBD化し、先行予約開始で受付中と言っていました。
先行予約特典はポストカードに西木さんが一枚一枚サインするそうですw
さて、腕がどうなることやらw
自分もその休憩中でBD予約で並びに行きました。
予約方法は掲示してあるQRコードを読み取り、タワーレコードの会員登録をし、予約完了画面を受け付けの人に見せるという流れ。
QRを読み取り、列に並びましたが、休憩時間はあと10分というアナウンスがあったので、これはトイレの時間も含めると間に合わないそうになく、BDの予約はコンサート後でも受け付けてるとのことなので、それは後回しにしてお手洗いに向かいました。
お手洗いもかなり混んでましたね。
こりゃ間に合わないと思ってたら、係員の人が反対側のお手洗いは空いていると言ってくれたので、そちらに向かいます。
おかげ様で間に合いました。
第2部
街は川と共に生きる
パンフレットでも西木さんがこのアレンジは素晴らしいと書かれています。
自分は後半のちょっとジャジー(言葉合ってる?)な感じが好きですねぇ。
洞窟ダンジョン~地下道ダンジョン
パンフレットに曲順が書いてあり、パンフを見たときは「ダンジョン」ということで特に何とも思わなかったんですが、実際聞くと原曲に近い感じもあったりと予想以上に良かったです。
師匠のために
旅路の果てに立ちはだかる者
先のバトル2もそうですが、このバトルエクステンド曲を仕込んでくれたのは嬉しいですね。
「宝物のために」「師匠のために」もバンドの迫力、ブースト感があり、ちょっと原曲が分かりづらく聞こえたので是非BD版では改めて聴き直すのが楽しみです。
超個人的にはトレサの宝物のために→旅路の果てに立ちはだかる者の繋ぎが大好きなのですが…w
まあ、これは自分が第4章で一番最初にクリアしたのがトレサ編だったので、その経験があるからでしょう…w
大陸の覇者より~バトルアドバンスト
スマホ版のシンボルエンカウントのボスの戦闘曲ですね。
丁度原曲がコンサート開催の当日に公開されました。
やはりオクトパストラベラーの戦闘曲は楽しみの一つです。
こちらもアレンジは初だったこともあり、疾走感も感じました。
メロディをギター、バイオリンの二層になっているのが好きです。
また、大陸の覇者ではメインとなる敵の3キャラの初公開のイラスト(ですよね)も映像に写っていました。
フィニスの門~魔神の血を継ぐ者
フィニスの門のアレンジ良いですね。
こうしたゆっくり目の嘆きのようなギター、ロックも好きです。
そしていわゆる裏ボス、ガルデラ戦の曲です。
事前にパンフレットを見ていたのですが、ボーカルの方もいるそうなので、ここで登場かなと思いましたがそうではなかったので、なるほど、後のアンコールとかで出てくるのかなと思いました。
こういうパンフレットはやはり映画同様、ネタバレになるので後に見るのが良いんでしょうねw
ちなみに映像では最後ガルデラは撃破していませんw
自分で確かめてみろ、ということでしょうかw
そして終了。
アンコールの拍手が終わりません。
鳴りやまない拍手をしている間に壇上にまたスタンバイされます。
アンコール曲
先のアレンジCDでもあったプリムロゼのテーマ、Break:版ボスバトル2。
もうバイオリン、チェロ、ピアノだけという少人数編成が逆に映えますね。
プリムロゼのテーマは好きな曲の一つなので生で聴けて良かったです。
そして最後はメインテーマをボーカルのMayu Wakisakaさん(名前はパンフレットの英字そのまま)が歌います。
前半は透明感と優しさを感じ、終盤はギターやドラムスなども入り、最後は観客も手拍子、締めとして相応しい曲でした。
総評・まとめ
あっと間の2時間半で、もっとこの世界に浸りたいという思いをつくづく感じました。
なお、今だから書きますが、実はこちらのコンサート、最初発表時は楽しみだったんですが、内容がアレンジCDの少数編成ということでちょっとどうかなと思っていました。
アレンジCDももちろんその良さはあるんですが、そのCD発売後も結局自分はオリジナルのゲーム曲をよく聞いていたのが正直なところです。
なので、コンサートもアレンジではなくて原曲に沿ったオーケストラを聴きたいと思っていたのです。
ですが、もう前述のようにコンサートに実際行ってみたら感想は変わりましたねw
すごく良かったです。
少数編成ならではのシンプルな音の良さ、ドラムなどの重低音もズンズン伝わってきてすごく良かったです。
やはり実際に生で体感してナンボですね、音楽は。
あと、最近はゲームやアニメなどは映像をバックにすることも多いですが、ちゃんと映像にシンクロするのは当然、薄いスクリーンでの雪やBreakの演出などそういった部分の演出も良かったです。
そこはやっぱりゲームミュージックなんですよねぇ。
そういえば会場では約4割くらいが女性に見えました。
女性ファン多いんですねぇ。
ちょっと驚きました。
また、オーケストラでのコンサートや何か別のファン向けのイベントを行ってもらえたら嬉しいです。
さてさて、今後のスマホ版大陸の覇者、コンシューマー版も期待しています。
西木さん、演奏者、関係者の方々、ありがとうございました。
今後の展開を期待しています…!
演奏者の皆さま、
スタッフの皆さま、
来ていただいた皆さま、
そして、西木さん!本当に本当に本当に
ありがとうございました!#オクトラBBB #オクトパストラベラー pic.twitter.com/O6tYDV0LCb— オクトパストラベラー公式 (@OCTOPATH_PR) 2019年7月28日
その他気になったところ
…と、良いところで終えたいんですが、次に活かしてもらえればという意味も込めて、敢えてちょっと気になったところも書かせていただこうと思います。
物販での運営
昼の部のとき、#オクトラBBBのハッシュも見ていたけど、人が多くて物販などの誘導、運営がカオス状態というツイートをいくつか見ました。
そういったこともあってか、夜の部ではその経験もあってか、予想したよりもスムーズに感じられましたが…。
ともあれ、またイベントがある際は、またより良いものになるよう次に活かしていってほしいですね。
西木さんに会えるMeet & Greetセッション
出典:https://www.jp.square-enix.com/
グッズ付きチケットを購入した方、抽選8名が西木さんに一問一答やサインや写真を撮れる特典があったようです。
でも、こちら結局どうなったんでしょうかね…?w
開演後特にアナウンスもなかったですし、予め当選者にはメール行ってたんでしょうか…?
もしそうだったとしても予めアナウンスは欲しかったところです。
個人的にはコンサートの運営が思った以上に難儀して結局なかったような気もしますが…さて?
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