ドラクエ1&2、感想・レビュー。予想外に面白かった【ネタバレあり】
ドラクエ1&2、感想・レビューです。
取り急ぎで書いたので、画像少なめ、文章雑多なのでご了承ください。
真のエンディングまで見てのネタバレありなのでご注意を。
正直、個人的に3リメイクは残念でした。
ドラクエ3という名作ゆえに期待値が高かったからこそガッカリした人も多かったのでは。
その要因は
・HD-2D(HD-2Dを許容するにもオクトパストラベラーやライブアライブなどと比べてクオリティが低く、視認性も悪い)
・魔物使いがぶっ壊れバランス
・職業格差が大きい
・難易度がヌルい
・終盤、敵の数が多過ぎて数回攻撃のザキザラキ、状態異常ばかりで運ゲー&ストレス(さらに状態異常の装備をしても効果が見られない)
・戦闘バランスが良くない
・クリア後のダンジョンなどがストレス
・UIが使いづらい
・敵が小さい
・声優が合ってない&朗読的な印象
・キラキラ集めがストレス
・船の加速、ラーミアが遅い
などですかね。
その後半年後にアプデされて改善されましたが、自分はプレイしてないです。
とのこともあり、1&2は買うか迷っていました。
ただ、2は人生初プレイしたRPG・ドラクエかつ、子供のとき頑張ってクリアして思い入れがあるので気になっていたので、3リメイクの不安もありましたが冒険して買ってみたのです。
結果、1&2は予想外に楽しめました。
3が残念だったので、良くも悪くも期待値が下がっていたのがありそうです。
また、世間では賛否両論のようですね。
まず、1は難易度が高く、死にゲーです。
それゆえに古参ゲーマーは楽しめると思います。
逆に3のヌルゲーが楽しかったライトユーザーや、普段ゲームしないけどドラクエならプレイする一般層には非常に厳しい内容かと思います。
自分も手応えがあって楽しめました。
以下のブログも見ましたが、概ね同意です。
https://asukagame4.com/dorakue1_column/
とは言え、2も裏ボスまで倒してクリアしましたが、結論全体のゲームバランスは良くないですね。
2は中盤までは良いのですが、終盤、特に真のエンディングを見る際では主人公たちがインフレし過ぎている感ですね。
ドラクエという万人がプレイする国民的ゲームでこのバランスは挑戦的…ではなく、単に調整不足に感じられました。
1のあくまのきしやマーダーゴイルはうけながしだけで倒せました。
後述しますが、2のマガシドーはもっと強くして良いのでは…と思います。
それでも3は職業を自由に変えられるからこそバランス調整が難しい反面、2は固定メンバーなのでそれなりにバランスは良かったと思います。
3の反省も含めて、終盤の多くの数のモンスター出現は減っており、ザキザラキ、状態異常の成功確率も減っていたり、状態異常回避装備の恩恵もあるように感じました。
また、1も2も、他RPGよりも運で全滅することもあるのですが、良くも悪くもオートセーブ前提の作りに感じました。
この辺りは毎回教会からリスタートを考えると、今の時代は余計ストレスなので難しい、致し方ない措置なのかなと思います。
3同様、ザコはストレスなく倒せ、ボスはそれなりに強いのは良かったかと。
上記ブログによるアトラスゲーのような属性要素の傾向が強いのは3からも同様でしたね。
結局2のザコ戦も3同様、終盤は先手必勝ゲーのギガデイン・ギガスラッシュ、やまびこのぼうしによるイオナズンなどの連発などは同じです。
まあ、ここは難しく、ザコ戦ではストレス感じたくないでしょうから致し方なく思います。
1は一人旅が難しい反面、2ではパーティープレイなので難しさはありません。
それでパーティーは心強いと感じる面や、1の勇者は過酷で強かったと改めて感じられます。
2のパーティーらは勇者のたまごと言われてますからね。
さて、良かったところは、1はやりごたえがある難易度、1&2はシナリオの肉付けでした。
2のシナリオは気になるところもありながら、大人になると分かる目頭が熱くなる箇所がいくつかありました。
ムーンブルク王女の成長や宗教的なところにすがる人々の描き方など。
反面、ファミコン版に思い入れがある自分からすると、ローレシアが喋らなく他の3人が喋るのは違和感でもありますね。
これはドラクエお決まりの主人公は喋らないのがお約束ですが、これではローレシア=主人公になっていて、他3人が仲間になっているからでした。
個人的にドラクエ2はファミコン版からしている身として、サマルトリア・ムーンブルクの3人合わせて「主人公」のイメージがあるからです。
(ファミコン版では仲間になるときはサマル、ムーンは喋るが、それ以降は喋らないからです)
とは言え、冒頭書いたように3リメイクから期待値が下がっていたことや、前情報からして「そんなもんだろう」と良くも悪くも受け入れることができて、先に書いたようにムーンブルクの成長など仲間とのやりとりも良かったと感じられれました。
ただ、サマルトリアのキャラはのんびり屋・マイペースというイメージだけにおちゃらけキャラとはちょっと違うなと思いました。
ドラゴンの角から飛び降りる際など鬼滅の善逸っぽいなと思う箇所がいくつかありましたね😅
ファンタジー世界だけど、「マジ」という現代言葉やサマルトリアの王女含め、王族なのに言葉遣いが少し気になりましたね。
ゲームではふりがな設定ができるので子供向けにも作ってあるんでしょうかね。
個人的にサマルトリアの王女の参加は正直いらなかったと思いますが、商業上仕方ないでしょうね。
新要素を入れないと興味持たれないですから。
ただ、自分はファミコン版に思い入れがあるからこそ、ローレ、サマル、ムーンの3人でこそドラクエ2と思っちゃいます。
実際今回リメイクで3人パーティ時までは攻守バランスもよくドラクエ2やってるな感がありました。
3人こそがドラクエ2のイメージです←ただの老害

▲吉崎観音先生の漫画、ドラクエモンスターズ+の一コマより
ドラクエモンスターズ+はドラクエ愛が詰まっており、特に1、2が好きな人にはおすすめで是非読んでみてください。
この漫画はやたら「破壊神を破壊した男」が有名になってますが、物語全般面白いです。
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ただ、噂によるとケロロ軍曹との同時連載が大変だったらしく、打ち切り的な最後になったのが残念すぎる…。
ちなみに漫画にならって、ゲーム中の名前はサマルトリアの王子はサトリ、ムーンブルクの王女はルーナにしました。
話は戻り、サマルトリアの王子だけでも会話はちょっとうるさいのですが、そこにサマルトリアの王女もうるさい系のキャラなので、ゲームの雰囲気、ノリが軽くなっちゃってますね。
軽いと言えば、人魚のギャル言葉などもそうだし、ミリエラの「ムカつく」発言もそうですね。
あと、サマルトリアの王子が超優遇されてますね。
ギガデイン、ギガスラッシュ、ベホマズン、はかぶさのけんなど装備、のろいも克服できるなど、ローレシア涙目です。
ローレシアの強い技はただの「渾身斬り」というのがなんともまあ。
それにバイキルト+応援でボス戦を切り抜けてきました。
まあ脳筋キャラという意味では普通にボス戦をプレイすればローレのおかげで勝てるので良いのかと。
ただ、サマルトリアの王子が優遇されすぎて、ギガスラッシュ・はかぶさの剣装備はローレ、ベホマズンはムーンブルクが覚えたほうが良かったと思いますね。
サマルトリアは器用貧乏なところがよく、2のパーティーらは3人(4人)で勇者として完成されるイメージがあるので、1人1人はもっと不完全でそれぞれ個性があると良かったと思います。
この辺りは一部ネットのコメントを見ていると、開発者の好みで意図的にサマルトリアの王子を優遇したと聞きますがどうなんでしょう。
それでもゲームを普通にクリアするまでそこまで気になるバランスじゃないので個人的に許容範囲でした。

はかぶさのけんをゲット!
ファミコン版ドラクエ2でもはかいのつるぎ+はやぶさのけんをしていたので、クリア後、これはどうしても心残りでゲットしておきたかったですね。
ちなみにファミコン版だとサマル最強の武器は、バグで、はかいのつるぎの代わりにてつのやり+はやぶさのけんでした。
ファミコン版ドラクエ2サントラのサウンドストーリーでのシドー戦にて、効果音を聞くと、その攻撃回数からはかぶさのけんとてつぶさのやりを使っていると思います。

クリア後ははかぶさのけんを取るため12時間くらいかかってました。
攻略サイトやYouTubeでははぐれメタルからぬすっと刈りが推奨とありましたが、色々調べるとシドーからのドロップの方が良いとのこと、それで成功しました。
シドーからのドロップを狙う場合は、ドロップ率をアップする大海賊の首飾りをつけましょう。
自分は2つ持っていたので、それを2つ装備してからは3時間くらいでドロップできました。
ここまで強くなってればハーゴンは1ターン、シドーは2ターンで倒せます。
2の名前はドラクエモンスターズ+の名前を借りてプレイしていたので、サマルトリアの王子はサトリです。

まさに漫画中でのはかぶさのけんが実現しました。
余談ですが、この漫画、サマルの性格が違うと言う人がいると思いますが、2から成長した後の話なので、のんびりやからキザな性格になったギャップが面白かったですね。
で、気になる裏ボスと真のエンディングについて。
裏ボスのネーミングやクリア前から賛否両論とまでは聞こえていました。
ネタバレが嫌ならネットを断つのが正解ですが、映画ならともかくゲームは長丁場になるので難しいですね。
結論から言うと、自分はオマケ要素にしか考えてなくて、1回目のエンディングでドラクエ2は完成されていたと感じました。
シドーは初見では何回やっても倒せなく、対策して倒せましたが、マガシドーは初見で倒せました。
(マガシドーに向かうまで、パーティーは無限の回廊を経てかなりは強くなってると思うので、マガシドーはそれ相応の強さになっていないバランスに感じますね)
個人的にシドーはファミコン版からベホマも使う最凶のボスと思っていたので、今作でも苦戦したのは楽しかったです。
ちゃんとベホマ使いますし←ただ1回しか使わないようですね・・。
マガシドーは初見で苦労なく倒しましたが、そこまでゲームが進むと主人公たちが強くなり過ぎていたというのもありますね。
マガシドー自体については…ドラクエ5からラスボスはカッコ悪くなっちゃったし、まあこんなもんかと…。
やはりカッコイイのと印象あるのはゾーマとシドーですね。
マガシドーよりジェノシドーの方が良かったという意見もありますが、概ね同意です。
マガシドー然り、最近のドラクエのラスボス系は太っていたりカッコ悪いのもありますから。
ネーミング由来は単に「禍々しい」からなのでしょう。
気になるのは11のラスボス、ニズゼルファ絡みでしょうけども、個人的には蛇足かなと思いました。
ラーミアに乗っておおぞらに戦うのBGMが流れるのは8のボスのオマージュや関係性も含めてでしょうね。
(なお、自分はドラクエは6までクリア、7、8は序盤で断念、9、10は未プレイ、11はクリア)
8はクリアしてないのですが、8のラスボスの展開は知っていたので、そういうことかと思いました。
ともあれ、作中明言してませんが、諸悪の根源はニズゼルファで確定でしょう。
そして、ロトの竜剣で闇の衣を剥がして、「勇者の挑戦」が流れます。
こういうのが見たかったんだよ!という胸熱展開な人がいる反面、自分のような捻くれた人間は、名作3のオマージュで闇の衣を剥がして「勇者の挑戦」を流す展開、おまえらこういうの見たかったんだろ的なワンパターンさも感じましたね😅
BGMはそのまま「おおぞらに戦う」でも良かった気もしますが(闇の衣を剥がさなければいいのか🤔)。
まあ、先に書いたように自分の中では最初のシドー撃破でドラクエ2は完結しており、裏ボス関連はオマケ程度に感じてたので、こんなものだろう程度に感じているのが本音です。
ラーミアが飛んでくるのは真のエンディング最後でアリアハンに行く流れの都合もあるからなのですが、個人的にラーミアよりも竜王のひ孫が助けに来るかと思っていました。
11をプレイしてればニズゼルファが真の悪玉だったのはわかりますが、ちょっとこじつけとやりすぎ感強すぎる部分もありましたね。
ニズゼルファは11で終わらせて、1〜3はそれぞれで完結させてほしかったです。
結局竜王、シドーらはニズゼルファより格下にもなってしまいますし、物語全体の世界が狭く感じちゃうからです。
ラストのアリアハンに行くくだりは良かったです。
他、細かく色々。
基本3リメイクのシステムの流用ですが、一部改善されてますね。
戦闘でも敵が大きく表示されているように見えたりしました。
ダッシュや便利機能、敵の状態も追加されていました。
レベルアップ時のHPMP回復も3では賛否ありましたが、今作ではオンオフできるようになったのは良かったですね。
難易度は3がヌルゲーだったので、今作も同様にバッチリ冒険やいばらの道を臨むと差が激しいですね。
そう考えると3の反省点は活かしていますが、それでも調整不足は感じられました。
相変わらずUIは3の流用ですね。
戦闘でもゲーム初心者までに配慮した技の効果まで説明してくれているのですが、超絶技はただのボタン長押しなもので、どの技が使えるか・どんな効果があるか説明が表示されません。

引用:GameWith
これはよろしくないと思いますね。
わざわざどの技が超絶技になってどの効果だっけ?と把握できないので、わざわざ「たびのこころえ」の超絶技の説明文を写メで撮って確認して見ていました。
3のUIに取ってつけた感が否めないです。
そもそも超絶技まで出てくるとインフレ状態になってしまうのも気になりました。
今後のドラクエもそうなっていくのでしょうか。
2は想像以上にシナリオなどに紋章などに肉付けされてボリュームがありましたね。
物語もロトシリーズ、3から1〜2の流れも良かったと思います。
ドラクエ1&2のロゴはラーミアが描かれているので事前に関係があるとは思っていますが、上記に書いたように後付け設定とは言え、良い回収だったと思います。
アトラス、バズズ、ベリアルのキャラの掘り下げも良かったですが、仕方なくハーゴンに従っていたというのはちょっとモヤモヤしますが。
ベリアルの違う世界から召喚されたというのが気になります。
一応、「悪霊の神々」というサブタイが回収されました。
敵のグラフィックでギガンテスなどは確かに大きいのですが、シドーも大きくして欲しかったですね。
だって、ファミコン版ではウィンドウからはみ出るくらい大きいほどインパクトもあったので。
戦闘画面も3リメイクから敵が小さい、UIがよろしくないと散々指摘されてますが、3リメイクの開発で途中から開発会社が変わって内部でゴタゴタがあったらしいので、仕方ないと受け入れています。
それにこれを途中で変えちゃうと3リメイクは失敗だったと表明しちゃうことになっちゃいますからね。
変えられないんでしょう。
戦闘はほぼ全て「めいれいさせろ」でプレイしました。
「バッチリがんばれ」の行動もイマイチだったので。
ただ、ボスで全滅確定のとき、試しに「バッチリがんばれ」にしたらバイキルトにおうえんの重ねがけできることを知り、全然その後ゲーム展開が変わりましたね。
ほぼローレが渾身切り+バイキルト+おうえんになりました。
1&2のザコ戦に3の敵もしょっちゅう出てくるのが最初は違和感でした。
2は思い入れがあるゲームだけに、最初の戦闘にいっかくうさぎ、おおがらすと3の敵が出てきたのは残念でした😅
キラキラ集めは1ではキラキラが少なくて改善されたんだなーと思ったら結局2では増えてましたね。
正直いらない水増し要素でいらないと思うんでしょうけど、今の時代レベル上げ・金策のための戦闘は不必要な時代もあったり、やり込み要素としても入れたのではないかと思います。
ただ、3よりはキラキラが減ってストレス度はなくなりました。
とはいえ、各所でレミラーマ前提でのお宝探しも気になりますが…。
暗闇の箇所でのツボなども見づらいのでレミラーマが必要になりますね。
スイッチの携帯モードでプレイしている人はさらに辛いかと思います。
自分は単に面倒なだけに感じますが、まあ面白いと思っている人もいるのでしょうか…。
そうそうムーンブルクの特技で犬ネタを引っ張ってこなくても良かったですね。
ドラクエ四コマ漫画劇場じゃないんだから😅
会話のボイスに関しても指摘されてた以下のポスト見ましたが同感です。
これ、1&2も同じでした。さらに1&2はさすがに作っている人たちも現役プレイ世代が少なくなってきたのか「これ、面白いか?」「いや、でも原作ファンのためにもなるべく変えずに」の葛藤が漂っている感あり。ここらへんはゲーム界もリメイクアニメと同じ問題を抱え始めているよなあ。と思いました。 https://t.co/icKsv6vFYQ
— 花田十輝 (@oitan125) November 1, 2025
いわば、喋り言葉・書き言葉の違いもあってか、ボイスが棒読み、浮いている、冗長に感じちゃいました。
ベテラン声優さんも起用しているのに関わらず、そう感じちゃうのは演技指導、ディレクション、それ以前に会話テキストの作成の問題かなと思います。
初週売り上げは3リメイク80万本の半分の40万本というのは、随分減った・それでも売れたなぁと両方の印象です。
3リメイクからの脱落者も多かったでしょうね。
3は一番傑作と言われてるのにリメイクの完成度が残念だったので…。
細かい不満点は色々ありますが、3リメイクを通ってるので「まあ、こんなもんだろう」と良くも悪くも受け入れています。
今回のリメイクのボス戦で4以降の敵も出てくるのですが、それも考えると4〜6もHD-2Dリメイクで出るのは確定でしょうね。
個人的に1&2はロトシリーズ、特に2に思い入れがあったので買いましたが、同じシステム流用で4〜6が発売された場合、自分は買うか微妙です。
既に4〜6もそれなりにリメイクされていますし、改めてプレイする必要あるのかなとも感じます。
6はまだシナリオが明かされていない部分も大きいし、天空とロトシリーズを繋げそうな感じもあってリメイクする価値はありそうですが(ただ、個人的になんでも一つに繋げると世界が狭く感じられるのでどうかなと思っちゃいます)。
最後に3リメイクは期待していただけに残念でしたが、1&2は3リメイクによって期待値が下がっていたので、想像以上に楽しめました。
気になるところはありつつも、久々に楽しくてプレイして良かったです。
ただ思い出補正だけど、ファミコン版のほうがクリアした感動が大きかったです。
取り急いで書いたので読みづらいですが、気になったことや思い出したことがあったら追記などするかもです。













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