映画「君たちはどう生きるか」感想・レビュー。評価や売上気にせず宮崎駿さんの作りたいものかな【ネタバレなし】
公開初日に見に行きました。
ネタバレなしです。
とりあえずスピード優先で書いたので、数日おきに更新するかもです。
今作が監督の年齢的にも、タイトル名としても、宮崎駿監督の最後の作品になるかなと感じていて、観てみるとやはり今までの集大成な感じがしました。
過去ジブリ作品を見ているとアレのオマージュかな?と思うシーンがありますね。
#君たちはどう生きるか
今回は製作委員会方式ではなくジブリ単独出資だから、事前広告ゼロでそれが原因で不入りになっても誰にも怒られない。すべてジブリの自己責任。広告費はかけず全て製作費に回す。宮さんの同人誌、自主制作映画みたいなもの。最高じゃないか。初日スカスカで簡単に予約出来た😆 https://t.co/rduXFcEI1o pic.twitter.com/RVEDGgLnN5— TF/湘南クラシック音楽(&漫画)を愛する会 (@grunherz054) July 12, 2023
凄い。誰かのためにまるで作っていない。
今までの自分の全人生を、全存在を、
映画にして、アニメーションにして
磨き上げ、輝いている。
この体験を、誰かのつまらない言葉で
汚れる前に観てほしい。
つまり、今すぐに!という俺の言葉でもう汚れちゃうか!#君たちはどう生きるか
— 樋口真嗣 (@shinji_higuchi) July 14, 2023
これらツイートも読むと、今回宣伝・スポンサーがないのも、ジブリ単独で作っていて、失敗したとき責任を取らなくて良いからですね。
そして、監督自身が自分の作りたいものを作った、という作品に感じます。
気になる原作ですが、「君たちはどう生きるか」をベースにしつつも、オリジナルな物語のようです。
作品鑑賞後、監督のwikipediaを見たところ、監督の子供の頃の境遇が主人公に近いこともあり、自叙伝みたいな感じに受けました。
詳しくはこちらの記事
※ネタバレあり
自分も一度見ただけでは、「よく分からなかった」というのが本音で、また機会があったら是非観たいですね。
(ちなみにエヴァは散々見て、エヴァは分かっているつもりの自分ですが、今作はよく分かりませんでした。)
正直、作り手が「実はこうです」と明言するわけはないでしょうし、当の監督自身も今作を「よく分からない」と言っていますからね。
それはロジックではなく、無意識のクリエイター感性として宮崎駿ワールドが展開されているのだと思います。
ネットでは考察班がウキウキするでしょうけど、まあそれもどこまで本当か分からないですし、自分の曇りなき眼で見ましょう。
とは言え、作品は自分で見て感じて、判断するしかないわけです。
広告も出してないからこそ、折角の機会です、人やネットの言葉に惑わされず、早めに自分で見て感じましょう…!
「1回観て面白い」という分かりやすいエンターテイメント作品ではなく、監督の自叙伝として、今後何年何十年も経って何度も観続けられていく作品な気がします。
以下の原作も読めばより理解が深まるでしょうね。
自分も読んでみようかな。
/追記/
漫画版読みました。
宮崎駿監督が子供の頃影響を受けた作品だそうで、映画視聴者にはこの原作も読んでもらいたい意図があるのかなとも思いました。
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