【ネタバレなし】「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」をクリアしての感想。オホーツクや火サスのように懐かしくて面白い【スイッチ】
2019年1月24日、ニンテンドースイッチで「伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠」が配信されました。
キャラクターデザインは荒井清和先生。
ファミ通の4コマ漫画のべーしっくんやクロスレビューのイラスト、ファミコン版「オホーツクに消ゆ」や「いただきストリート」などのキャラクターデザインをされていました。
元々は2017年秋に3DSで配信予定で発表されたとき、オホーツクに消ゆが好きな自分としては楽しみでしたが、延期を重ね、ついに2019年1月についにスイッチで配信されました(DL
価格1000円)。
ゲームの概要
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画面を見れば分かるようにファミコンを再現したアドベンチャーゲーム。
伊勢志摩地方を舞台にしたサスペンスADVで、プレイヤーは捜査担当の刑事となり後輩のケンと事件の解決に挑むことになる。ファミコンの風合いを再現するため同ハードの仕様に沿って制作されており,システムも今では少なくなったコマンド選択式となっている。
ストーリー
東京で起きた事件は伊勢志摩へ……。
東京、上野の公園で発見された名もなき変死体。
事故と事件の両面から捜査が進む中、
刑事であるアナタと後輩のケンは、
事件解決の手がかりとなる遺留品、
黒真珠“蒼月”を発見し、伊勢志摩地方へと赴く……。
だが、それは伊勢志摩を舞台にした
悲しい連続殺人事件の幕開けに過ぎなかった……。
PV
ハッピーミール社の関社長自ら撮影されたというPV。
主題歌も昭和の火サスを思い出させる懐かしさがあって良いですねぇ。
昭和の懐メロってメロディも分かりやすさや雰囲気もあって好きなんですよね。
プレイ画面や感想
まず、関社長からのお願いで、ゲームの性質上、当面の間は動画配信などでは「2日目の前半程度」までにしてほしいとのことです。
それもあり自分も本編ネタバレになる感想や静止画の公開は控えておきます。
そりゃやっぱりストーリー重視のゲームですからねw
ファミコン風だけど舞台は現代のギャップが面白い
今はもはやスマホの時代。
ファミコン風だけどスマホを使う操作のギャップが面白いです。
なお、主人公はガラケーらしい。
部下のケンとのやり取りが楽しい
鼻の下が伸びるケン。
伊勢志摩に来て様々な店で食レポをするケン。
人が死んでんねんで!w
夜中スマホゲームのイベントに没頭していたというケン。
オホーツクの消ゆオマージュ
オホーツクに消ゆをプレイした人間からするとオマージュが踏んだんで懐かしいですねw
話の展開も東京での事件をきっかけに伊勢志摩に行くことになります。
「北海道連鎖殺人オホーツクに消ゆ」とは
堀井雄二がシナリオを手がけたアドベンチャーゲーム。同じく堀井雄二がシナリオを手がけた『ポートピア連続殺人事件』『軽井沢誘拐案内』と本作を合わせて「堀井ミステリー三部作」とも呼ばれた。
ログインソフト(アスキー)から1984年にPC-6001版とPC-8801版が、翌1985年にはPC-9801版(1代目)とFM-7版・MSX版が発売された。なお1985年にはプロローグにあたる「東京編」のみの収録ながらキャプテンシステム版も公開されている。1987年には全面的にリメイクされたファミリーコンピュータ(以下、ファミコン)版が発売された。
出典:http://www.geocities.co.jp/
ちなみに自分は小学校の担任にカセットを貸したのですが、結局返ってきませんでしたw
確かカセットの裏に自分の名前も書いていたはずですw
話は戻り、偽りの黒真珠。
ゲーム起動時のOPだけど…
伊勢志摩に旅立つときに真のOPが!
さかえ通りを思わせるマミヤ横丁。
ちなみにごちログのマップがいい加減とはw
3Dダンジョンもあったり、
オホーツクではミニゲームとしてブラックジャックが遊べましたが、今作でもミニゲームが遊べます。
ニンジャカイというどんどん上に上がっていくミニゲームです。
ハッピーミール社ではもう10年以上前から作られていたゲームだそうですw
女湯にカメラを向けないでくださいwww
あとオホーツクにも温泉ネタがあったし、ミステリーの風物詩での温泉があるということはムフフな展開があるかも…!?
そこはご自分でプレイしてみください!←推すところはそこか
こだわりの電子説明書
プレイ中に+ボタンを押すことで電子説明書を読むことができます。
あぁ、これはまさにファミコンの説明書だ!w
更に主題歌「運命のヒロイン」「儚い珠のように・・・」の歌も流れて聞くことできます。
かかるのはランダムのようです。
また、+ボタンでは説明書の他にオプションでゲーム中のフォントサイズも大きく変更できるので、文字が読みづらい人や老眼の方にもオススメですw
気になった点
・ミニゲームのニンジャカイですが、ゲームの進行度によって遊べるポイントが限られているので、一度クリアしたらいつでも遊べる、またはセーブデータが1つではなく幾つかあるともっと良いですねw
・読めば普通におかしいと気づきますが、誤字でセリフとそれを言っている人物の名前が合っていない箇所が少しあったのでアプデで直してくれたら嬉しいですね。
いい大人たちのニコ生放送で告知やゲスト登場が楽しかった
本日、2/1(金)19時~
我々を応援頂き我々も応援させて頂いてるゲーム実況者「いい大人達」さんの番組で生放送!荒井清和氏はもちろん、シークレットゲストも!
よろしくお願致します!タイチョー、オッサン、今日も朝までコースですな#いい大人達#伊勢志摩ミステリーhttps://t.co/MEU6tv7PXq
— 関純治@ハッピーミール株式会社 (@HappymealInc) 2019年2月1日
19時から4時まで行っていたようですw
自分も結構遅くまで見ていましたが、さすがに明け方近くになったらダウンしましたw
前半はゲームのプレイや紹介、後半はレトロゲームの座談会みたいな感じでした。
ゲストは荒井清和先生や主題歌を歌っているお二人、星守紗凪さんと岩岡玲湖さんをはじめ、元ファミ通の忍者増田さんやバカタール加藤さんらも登場していました。
前半部分については、
・伊勢や東京でのイベント発表告知(東京チケットは予約しましたw)
・主題歌CD制作(しかもこだわりの8cmCDらしいw)
・主題歌のJOYSOUNDカラオケ配信
・ゲーム中のミニゲーム、ニンジャカイのハイスコア大会
・実機ファミコンROMカセットでのサウンドテスト&カラオケ(DLCで入れてほしいw)
・開発裏話
が特に面白くて良かったですね。
やっぱりこうやって盛り上げていくイベントは良いですね。
総評・まとめ
面白さや難易度
推理して犯人を当てるというよりはサスペンスのストーリーと観光気分を楽しむゲームです。
ファミコン時代のアドベンチャーゲームと比べて、難易度は優しくて基本的にどうしても詰まる!ところは無いと思います。
(若干、意図して少し詰まりやすいポイントを入れているバランスは良かったです)
もし、詰まって進めないという人はフラグ立てで、例えば同じ「聞く」のコマンドをすることで会話が変わったり、総当たりで色々な場所に行ってみたり、コマンドを試すことで進めるようになると思います。
ファミコン世代の自分としては序盤のロッカーで若干詰まったくらいで他はサクサク進められました。
今の時代を考えるとこれくらいの難易度で正解だったと思います。
子供の頃にオホーツクをプレイしていましたが、大人になった今だからこそ、仕事の後のビールは最高!がめっちゃ良く分かりますw
オホーツクもそうですし、ファミコン探偵俱楽部などテキストアドベンチャーゲームが好きな自分からすると懐かしくも面白かったです。
今の若い人からすると、こうしたゲームが面白いかどうかよく分かりませんが、昔のゲームを知る意味でプレイしてみると新鮮で面白いかもしれませんよ。
最後に
価格が1000円ですし、ファミコン容量に(ある程度)抑えたこだわりらしく、ゲームのボリュームは今のゲームと比べると少ないですが、美麗グラフィックの大ボリュームの高クオリティのゲームだけじゃなく、こうしたゲームがもっと増えると良いなぁと思いました。
自分は非常に楽しめたし、大好きなゲームのひとつです。
シリーズ化に期待します!
有名な「犯人はヤス」のオマージュw
なお、3DS版開発時のインタビュー記事も読み応えがあって面白かったですよ。
→「ファミコンのアドベンチャーゲームをもう一度やりたい」『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』関純治&荒井清和インタビュー
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