「ゴジラ FINAL WARS」感想。歴代怪獣や俳優が登場し、ココまではっちゃけたお祭り作品は逆に面白い。

2019年4月15日

fw_poster
出典:http://godzilla.jp/

前記事「ゴジラxモスラxメカゴジラ 東京SOS」感想の続きです

シン・ゴジラを見てからのゴジラシリーズ感想、日本版ラストです。
「ゴジラ FINAL WARS」。2004年12月公開。

個人的評価:65点

予告

 

リアルタイムでは見なかった作品です。
世間の評価も大変厳しいようで、自分もしばらく見る気が起きなかった作品です。
テレビ放送(だったかな?)で一度見たくらいでした。

以前の自分だったら酷評していた作品でした。

そして今回、シン・ゴジラも見て、ここ数か月でゴジラシリーズも見直し、改めて見ました。

これはこれで面白かったですw

北村龍平監督の作品は見たことありませんが、ココまでハチャメチャで突き抜けてると、もう清々しくて面白いです。
この作品は過去作品の怪獣、俳優さんたちの登場もあり、お祭り騒ぎで見るのが良いでしょうね。

世界観もSF未来風なので、それに合わせて映像美や音楽もロック調です。
正直ハリウッドのSF映画劣化版のようなスターウォーズやマトリックみたいな展開も多いのですが、もうご愛嬌で、制作側も分かってて作っていると思いますw
 

良かったところ

●東宝映画過去作品の怪獣などの登場

冒頭は轟天号とゴジラ、そして新・轟天号とマンダのやり取りです。

fw_15

ちなみに今作の新・轟天号の新デザインはメタルギアの新川洋司さんだったんですね。

fw_01

ラドン登場。満月バックにカッコイイ。

fw_10

ガイガンもパワーアップして新デザインになっているのイイですね。
スタイリッシュになってます。

fw_12

ジラも登場(ハリウッド版最初のゴジラ)。
これは日本の初代ゴジラの電車を加えるオマージュなんでしょうか。

その後、ゴジラと戦いますが、瞬殺されるのも面白い。

X星人統制官の北村一輝さん曰く、
「やっぱりマグロ食ってるようなのはダメだ」

ちなみになんでジラ(ZILLA)かというと、日本版と区別をつけるためですが、GODZILLAのGODが無いのがまた面白いですw
やはりハリウッド版1作目は「ゴジラじゃない」と散々言われてましたからねー。

fw_02

キングギドラ出ないなぁ…と思ってると、モンスターXが進化してカイザーギドラになります。
やはりゴジラの最大の敵はギドラですよね。

他にも
・アンギラス
・妖星ゴラス(隕石)
・キングシーサー
・カマキラス
・クモンガ
・ミニラ
・エビラ
・モスラ
・ヘドラ
が登場します。

●過去ゴジラ作品登場の俳優さん

fw_13

初代ゴジラの主人公を務めた宝田明さん。他シリーズにも幾つか出演。

fw_18

平成シリーズからお馴染みの中尾彬さん、上田耕一さん。

fw_16

相変わらず宇宙人が存在するかどうかのやり取りも面白いw

fw_17

佐野史郎さん。

fw_20

伊武雅刀さん。

などなど。
 

●ドン・フライさんがカッコイイ

もうゴジラ関係ないですw

fw_07

fw_06

軍服も似合いますが、刀を持つ様もカッコイイw
キル・ビルみたいに外国人が刀を持つのは映えますね。

また、とあるX星人と戦うときは刀を捨て、殴り合いを求めるのもカッコイイw

キャラ設定も直情的なタイプで。無茶な作戦を立てるのもまた良かったですw

ちなみに声優はシュワちゃん役などの玄田哲章さん。
 

悪かったところ

特になしw

正直、真面目に見ると、全てにツッコミ入れたくなるような作品ですが、もはやそういう次元の作品じゃないんですよねw
真面目に見る作品ではありませんw ←褒め言葉
 

◇他細かいところ、気付いたところ

fw_19

冒頭、東宝ロゴBGMはシン・ゴジラでも使われた「キングコング対ゴジラ」のBGMです。

fw_05

北村一輝さん。
狂気の演じ方とか、他の映画作品含め、三枚目なヘンな役もやったりするのがいいですね。

fw_04

國村隼さん。
シン・ゴジラでも出演していました。

●セクシーシーン各種

fw_09

fw_03

菊川怜さん。

fw_14

水野真紀さん。

制作、狙ってるでしょw
 

総評・まとめ

ゴジラ50周年、締め括りの最後の映画と謳っていましたが、真面目に見る映画ではなく、過去シリーズに出てきた怪獣や俳優など、お祭り作品として見るべき作品でしょうねw

現に自分も当時見ていたら酷評していたと思いますw
今だからこそ楽しめる作品でした。

作品も人生も楽しんだモノ勝ちです。

ここまで振り切って、はっちゃけてる映画はこれはこれですごいです。監督の手腕ですね。
やっぱり過去のシリーズの監督だと、どうしても呪縛や制約に囚われてしまいますから。

頭空っぽにして何も考えず、お祭り映画として見ましょうw
 
 

さて、今回でシン・ゴジラを見てのゴジラシリーズ感想、日本版は終了しました。
次はハリウッド版2作を見直してみたいと思っています。

でも、Huluだと配信していない模様…。
近所にレンタル店も無いし…。

さてどうしようかな。

※2017/3/16追記
Huluでハリウッド版ゴジラ2作、配信になりました。
シン・ゴジラのBDが発売・レンタルされたら、これまでのシリーズのレンタルも借りる人が多くて品薄になりそうな予感。
そういったこともあり、ハリウッド含め全作見られるHuluが今ならオトクだと思います。
 

それらの視聴、感想記事が終わったら、シリーズまとめ記事を書いてみたいと思います。

そしてシン・ゴジラもまだ立川で上映しているようなので、改めてシン・ゴジラも見直したいなぁと考えています。

 

次記事、「GODZILLA(1998)」感想。