【ネタバレあり】けものフレンズ、最終話感想。 目から汗が…。君たちは友達想いの成長するフレンズなんだね!
素晴らしいアニメでした! 目から汗が出る最終話で、すごーく良かったです!
癒しと互いを認め合う世界観でありつつ、様々な伏線があってディストピアな世界を匂わせつつも、見事回収する素晴らしい最終話でした。
以下、最終話感想
●ピンチだよ、全員集合!
かばんちゃんを助けるためにサーバルをはじめ、フレンズたちが全員集合、そしてOPの「ようこそジャパリパークへ」が鳴る展開に目から汗が…。
最近涙腺弱くなりましたw
王道とも言える演出ですが、それはやはり演出の上手さや、これまでの出会いの物語が良かったからでしょうね。もちろんOP曲も良いですし。
●1話のオマージュ
サーバルが苦手な火を使って、紙飛行機を折って飛ばす演出。
1話の逆演出でこれも非常に良かったです。
友達のために成長するフレンズ!
セルリアンに食べられると元の特性(動物)に戻って記憶をなくすので、サーバルがカバンちゃんに「一番最初に会ったときにしたお話覚えてる?」と声をかけます。
そして1話の出会いの名(迷)台詞の「食べちゃうぞ」「食べないでください」のやり取りも良かったです。
いなくなってしまってしまったボスことラッキービーストの部品?を持ったサーバルの
「うわあーーーーーー! 喋ったーー!?」
も1話のオマージュ。いいですねーw
ボスも死亡フラグ演出を出しておきながら、生きてて(個体意識が残っていて)良かったです。
サーバルもこれまでの物語で、ボスと話をしたくてもできなかったわけですが、カバンちゃんの機転で緊急対応時はラッキービーストが喋ることから、また「食べちゃうぞ」「食べないでください~」も良かったですね。
全ては1話に極まれり!
ラスト、OPのジングルで終わるのも良かったです。
終わりだけどはじまりでもある、作品の顔とも言えるOP曲ジングルが流れて終わるのがいいですね。
●作品テーマの一貫性や成長物語
カバンちゃんが島を出るときの「おいしいこと楽しいこと持って帰るね」のセリフはED曲の歌詞を思い出しました。作品のテーマや世界観が一貫しているのがいいですね。
11話からカバンちゃんもサーバルたちの出会いによって、木登りができるようになったり、他のフレンズもカバンちゃんによって料理をしてみたり色々成長しているところも良かったです。
設定の見直しや考察、他ちょっと気になったこと
●カバンちゃんとフレンズ設定
・フレンズはセルリアンに食べられると元の特性(動物)に戻る
・ミライさんが島を離れ、その帽子に付着していた髪の毛からカバンちゃんがヒトのフレンズ化
→セルリアンによって元のヒトになる
と会話やシーンで表現されているのですが、最終話の中盤以降のカバンちゃんの手が黒くなっているのが気になりますね。
手袋が再生しているのかもしれないとのことですが、再生能力だとしたら元の特性(ヒト)には戻っていないと思います。
また、黒い塗りが他の塗り(CG)とテイストと違うこともあり、邪推ですが、アニメも途中で人気に火がついたために途中変更、黒い塗りを加えることで、ヒト化して終了ではなく、フレンズのままでいさせて二期を続行させるためなのでは?w と思いました。
さて、真相は分かりませんがw
ちなみにセルリアンに食べられたらどうなるかフレンズたちが言っていますが「最初から知ってんのかよ!w」と思いましたw
●PPP(ぺぱぷ)が喋ってない?
11話の次回予告でPPP(ぺぱぷ)が登場していませんでした。
でも今回PPPが登場しているのに一言も喋っていない(気がしました。勘違い?)。
何か意味があるんでしょうかね?w
●観覧車のモデルは「イーゴス108」。逆から読むと?
遊園地観覧車は考察班によると、びわ湖タワーの滋賀県内最大の遊園地にあった「イーゴス108」がモデルとのことです。
逆から読むと…?
ちなみにやおいすごーい!とは読まないようにw
●エリアのモデルは日本
ジャパリパークはゴコクエリア、次はキョウシュウエリアと言っています。
そしてラストのシーンに瀬戸大橋のようなものがうっすら見えます。
それらから、ゴコク→五国→四国、キョウシュウ→長州をもじっていると思いました。
●ボスとミライさんの声優
EDクレジットの声優で謎だったボスの声優が判明。
ミライさんでした。
そのミライさんの声優はまさかのカバンちゃんと同じ内田彩さん。
カバンちゃんとミライさんが同じというのは、フレンズ化(転生化)でなるほど…と思いました。
今更ですが、改めて人気のすごさ
●ニコ動再生回数がすごーい!
ニコニコ動画にて第1話が450万再生を突破!(2017/3/31時点)
400万再生時点で、本編放送中(約3ヶ月間)に、400万再生突破はアニメ史上初らしいです。
ニコニコ動画で無料視聴可能なアニメ1話のなかで、最も再生数の多い「ごちうさ」も300万再生に達するまでに1年かかったらしいのでそのすごさが分かりますw
●OP、ED曲がイイ!
自分はダウンロード販売で買いました!
ダウンロード購入だと1曲250円です。
itunesストアランキングも現在itunesストアでEDが2位、OPが5位と恐ろしい状態ですw(2017/3/31時点)
先ほども書きましたが、曲もただのタイアップのようなものではなく、作品のテーマを表現していて素晴らしいです。
曲も、OPで楽しさ(世界観表現)、EDで切なさ(かばんの成長や出会いと別れなど)なテイストが良く、純粋に歌詞自体も普通の歌としていいですねー。
二期やアプリ再始動の動き
さすがにここまで人気が出ると次の展開があるでしょうねw
終了したアプリやイベントなど動きがありそうです。
●スマホアプリ
けものフレンズのアプリまだ残ってるんだけど、今まで起動したらサービス終了の画面だったのに今起動したらずっとNowLoadingになる。
もしやアプリ復活準備中とかある?#けものフレンズ pic.twitter.com/iJgJQvAJmp— じーの。 (@TwinkleAquaGeno) 2017年3月28日
●新作映像やイベント開催の動き
公式サイトのお知らせに書いてありますが、新作映像制作決定や、最終回見逃しイベント開催、去年開催していたショップの期間限定オープンなどが行われるようです。
最終回見逃しイベントのチケットは倍率高そう…。
まーた、転売屋が横行するのかな…。
総評
テーマや設定、脚本や演出がとても上手くて素晴らしかったです!
それにまさか最終回で目から汗が出るとは思いませんでしたしw
低予算で少人数の作品らしいですが、つくづく素晴らしい作品は会社規模や制作費は関係なく、制作者の手腕だと言うことを改めて実感しました。
また、コンセプトデザインが吉崎観音さんですが、自分はゲーメスト時代から知っているだけにここまで爆発的ヒットになったのも個人的に嬉しいですw
そして以前の記事「どこが”たのしー?”アニメ「けものフレンズ」の面白さを考察してみた」で書きましたが、
①人類が絶滅したディストピアのような世界観で考察の余地がある
②最近のよくあるアニメとは違って異彩を放っている
③癒しや優しさ、多様性を認め合う世界観
の面白さが光ってましたね。
特に
・サーバルのおバカなところが純粋なキャラと声優さんの声と演技が合っていました。
1話だけ見たときはちょっとシュールに見えましたけどねw
・シンプルながらに細かな伏線、演出で、改めて1話などを見直すと細かい伏線があったりして上手いですね。
カバンちゃん誕生(フレンズ化のシーンや最終回オマージュ)などなど。
久々に素晴らしい作品を見ることができました!
大人も子供も楽しめるアニメで、自分は子供ができたら是非見せたいなぁと思いますw
アニメも人気が出ましたし、制作スタッフのみなさん、お疲れさまでした!
次の展開に期待しています!w
良かったらこちらの記事もどうぞ。
→「どこが”たのしー?”アニメ「けものフレンズ」の面白さを考察してみた」
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