オグヘイのチラシの裏

魔神英雄伝ワタル 35周年感謝祭イベント(昼・夜の部 感想)【ハッキシ言って最高でした】

2024年1/13(土)、調布市グリーンホールで行なわれた「魔神英雄伝ワタル 35周年感謝祭」に行ってきました。

ワタルは昔大好きでした。
2022年七魂の龍神丸はもちろん見ましたが、自分としては1〜2のリアルタイム以降は色んな作品にハマっていったり、ワタルへの熱量は離れてしまったのが正直なところです。

そんな中、今回のイベントは
出演キャスト:田中 真弓、林原 めぐみ、西村 知道、山寺 宏一、伊倉 一恵
出演アーティスト:a・chi-a・chi、高橋 由美子、三重野 瞳
(敬称略)
この豪華キャスト、アーティストが一堂に会するイベントはこの先またあるのか!?と思い、先行チケットを予約、運良く当選したのでした。
ただ、私よりワタル好きな同行者は急遽病気で行けなくなり、その他色々事情含めて自分も行くのも諦めていた中で状況も変わり、一人でも行くことにしたのです。
 

私のワタル歴

35年追いかけている生粋のワタルファンの方々に対しては、自分はワタルをずっと追いかけてなかったわけで恐縮でして、またオグヘイって誰やねん?という感じだったり、当ブログでワタルのことを書くのは初めてなので、まず最初に私のワタル歴を記載しておきます。

リアタイで1、真(OVA)、2を視聴、超は途中まで、七魂を視聴。
イベントは全然行っておらず、東京在住時に芦田豊雄展に行ったくらいです。
(そもそもワタル以外でもイベント系はあまり行ってなかった人間です。)

ワタル1、2の頃は毎週リアタイで視聴、プラクションはほぼ全部、へん玉、ぺったん手裏剣なども買ってもらってました。
書いてて思い出しましたが、プラクションでプレゼントで金の龍神丸は当たってましたね。
当時、学校のクラスの周りの男子はみんなワタルを見て楽しんでました。
(ワタル3〜4、虎王伝説などは存在は知っていたのですが、自分はそこまで追いかけてはいませんでした。)

また、周りの影響でアニメ雑誌も読む機会ができ、「声優」という職業や中の人を知るきっかけの作品でした。
アニメ雑誌の存在自体も知り、アニメディア、アニメージュ、OUTを読んだ記憶があります。

生粋のファンの方からすると私が言うまでもないですが、当ブログでワタルのことを書くのは初めてで、ワタルを知らない人が読むこともありそうなので、自分なりにその魅力を挙げてみます。

・世界観:虹、龍、和、RPG要素
元々ゲーム好きなのでRPG的な要素は引き込まれました。
また、2後期の主役3人の和の衣装デザインは好きですね〜。

・テーマ:オモシロカッコイイ、コミカルとシリアス、勇気、正義、友情、愛、冒険、出会いや別れ、諦めない心など、子供の情操教育にピッタリ。

・歌やBGM:歌は大人になるとその良さが更に沁みますね。BGMもサントラを聴いていました。

・キャラクター:言わずとも、ワタル、ヒミコ、虎王、シバラク、クラマをはじめ、みんな魅力があり、敵キャラも憎めない感じが良かったですね。

・声優の方々:キャスティングがバッチリハマっていて、その演技が素晴らしかったです。

・魔神(メカ):和のテイストが入っているのが魅力で、等身も低いので、当時子供だった自分にとってカッコカワイイ感じ。

があると思っています。

また、当時子供の頃見ていたアニメの中でも、漫画原作作品ではないので、先の展開が分からないワクワク感もあったり、ユニークでオリジナリティ溢れる作品でハマっていましたね。

魔神英雄伝ワタル 公式サイト

ともあれ、当時は大好きな作品でして、まあこれだけ語るだけで長くなってしまって本題がズレるために割愛、さてイベント内容を書いていきたいと思います。
 

物販コーナー

物販の開場は10時。
自分は9時半から並びましたが、その時点で既に150人くらい並んでいたようでびっくり(現在並んでいる人数のスタッフの会話が聞こえました)。

私はパンフレット、ペンライト、CDを買いました。
CDは残念ながらサイン入りジャケットは当たらず。
ペンライトはボタンを押すことによって七色に変わるのですが、ただの虹色ではなく、作中にちなんだ神部七龍神のカラーに変わるのが粋ですね〜。

昼の部公演後、タオルも買おうとしたら、商品はほぼパンフ以外は完売で買えず…。
今にして思うと、次のイベントに備えてTシャツやトートバッグも買っておけば良かった…!
 

イベント内容

イベント内容は、

・A・Chi-A・Chiアドベンチャーからスタート
・キャスト5名でトーク
・共演者2名からのビデオレター(昼・夜で出演者が異なる)
・アーティストによる歌(昼・夜の部で歌が異なる。Prismは共通)
・35周年商品紹介(林原さん&山寺さん)
・全員で記念撮影
・STEPを会場全員で歌唱

でした。
 

自分は昼の部、夜の部、通しで見ました(席も偶然同じ)。

ハッキシ言って、超最高でした!
この場に行けて本当に良かったです。
もうイベント中は笑いと感動で泣きっぱなしでしたw

2022年に七魂の龍神丸も見ていたのですが、それでも35年前にタイムスリップしたような感情でした。
やっぱりこうしたイベントは特別ですね〜。

特に
・今更ですが、生のキャストの方々を拝見できたこと
・トークで爆笑
・生で歌を聞けて号泣
・会場でワタルファンの人たちと一体になって楽しめたこと

でした。

なお、今回、自分がちょっと無理してでもイベントに行こうと思ったのは、
・ここまでのキャストやアーティストが一堂に会することはなかなかないと思った
・2023年は色んな著名人、アーティストの方が亡くなった年だったため
で、こういったイベントは「行ける時に行くしかない」
と思ったんですよね。
 

さて、公演中の歌では、ステージのカラーに合わせて先程のペンライトの色を変えて振ってました。
最後のSTEPのときでは、ペンライトを振るたびにボタンを毎回押して七色に変えてましたねw
 

具体的なイベント内容については、アーカイブ配信で見ることができるので百聞は一見にしかず…w
e+(イープラス)魔神英雄伝ワタル 35周年感謝祭ページ

生粋のワタルファンの人は言うまでもなく既に見てると思いますが、当時好きだった人には是非見てもらいたいです。
1部約4000円、昼、夜の部を合わせると計8000円と更にお高くなるのですが、トークと歌の内容が違ったり、昼の部があってこそ夜の部があるので、できれば両方見るのがオススメです。
(35周年感謝祭とのことでお布施しましょうw)

ワタルファンの人からすればどうと言うこともない値段でしょうけども、そうでない人からするとまあそれなりのお値段なので、どうしてもどちらか一方だけ見る場合なら個人的に夜の部をオススメかなと…。
※個人の感想です

理由は、夜の部の方がキャストやファンの熱量が高かったり、キャストやアーティストの方々も緊張がほぐれていた感や、内容のはっちゃけ感があって爆笑しましたw(サクラ大戦ネタとか)
歌「Prism」もみんなで振り付けを行うなどの変化もありましたね。

そういえば、夜の部が終わったときはみんなアンコールを期待してか、拍手が一向に終わらなかったですね。
自分もその一人で、機材スタッフすぐ横の座席に座っていたこともあり、「まだ何かある?w」と様子を伺ってましたがw
結局拍手も終わらないため、アナウンスによって公演終了宣言されて終了となりましたけどw
(まあ、さすがに昼と夜の部、同じ金額なのに夜の部だけアンコールで差をつけるわけにもいかないでしょうからね

自分は当日会場に行きましたが、その後アーカイブで昼・夜の部も視聴、変わらずに笑って泣きましたw
一生何度見ても楽しめそうです※注:アーカイブ配信は1/28日(日)までです
(BD化を望む声も多いようで、個人的予想として、新作ワタルのBD特典映像として付くことに3000点)
 

キャストの方への個人的メッセージ

感謝の意味で、キャストの方へのメッセージを書いておきます。
 

田中真弓さん

35年前から知っていたのに、今になって初めて生でお目にかかれて感激でした。
これまでワタル以外の作品でも普通に声を聞いていましたが、実際目の当たりにすることができて本当に感無量でした。
台本を変えるエピソードは有名ですが、茶目っ気たっぷり、元気でカッコイイのはまさにワタルのようです。
シリアスなことを気恥ずかしさから、笑いにするのが田中さんらしいですよね。
声も若いときから全然衰えてなく、歌も本当に上手くて聴き惚れてしまいます。
伊倉さんとのPrismもホント良い歌ですね〜。
ウチの母とほぼ年齢が同じで(ワタルファン世代的にはみんなそうかな)、こんな元気でチャーミングな可愛い69歳、他にいるのでしょうかw
つい先日の1/15、お誕生日おめでとうございます。
いつまでも元気で、引き続き頑張ってください。


 

林原めぐみさん

ワタルで初めてその名を知り、その頃から元気なヒミコ役で楽しませてもらいました。
私は他作品でエヴァが大好きなのですが、自分の中ではやっぱりヒミコが原点な感じを受けました。
シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽イベントで初めてお目にかかりましたが、いつも作品に合わせた衣装も素敵です。
それにしても年を取っても変わらず綺麗ですねー。
あとチロリンゲン。

西村知道さん

会場では「寝てます」とか「生存確認」とか、台本にしてもすごいいじられ方でしたが、お元気で何よりでした!
作品でもシバラクがワタルの師匠的なポジションで、主にギャグが多いながらも、時折見せるシリアスなシーンが良かったですね。
「年を取ると涙もろくなる」とのお言葉、年齢的には自分はまだまだ若造ですが、めっちゃ分かります。
田中さん同じく元気でいてください。

山寺宏一さん

林原さんと共にもはやレジェンド声優ですが、このワタルという作品の中ではお二人は「永遠のド新人」と言われるという恐ろしい光景w
林原さんとの組み合わせも相性バツグンで、安定したトークとギャグで楽しませてもらいました。
新ワタル発表での声優陣、「おまえたちは出ない」のシーンでズッコケるのは昭和ならではのお約束で笑いましたw
ワタル初めての回では緊張したと言っていましたが、いやはや信じられませんね…w

伊倉一恵さん

昔、命に関わるご病気になったこともあったそうで、自分も持病持ちの人間になってしまったので共感する思いがあります。
やっぱり虎王は人気一番で、田中さんとの掛け合いやPrismの歌が素敵でしたねー。
夜の部でPrismをみんなと一緒に振り付けするのは初めてだそうで、最初は「シャンシャン」だけで終わると思ったら、その後も長い振り付けをお客さんに説明していて、「初見のファンに求めすぎでしょw」と思いつつも(全然イイんですがw)、お芝居に真剣なところも伝わってきましたね!
トークも熱かったです。

a・chi-a・chiさん

実は今回初めてお姿や歌うところを拝見しました。
双子で似てらっしゃって、トークでも双子だけあって考えてることが同じ、というのも微笑ましかったです。
生でSTEPを聴けて、一緒に歌ってサイコーーーでした。
いずれ機会があれば、スナック永久(とわ)にも行ってみたいですね。
 

高橋由美子さん

今回のイベントで登場というシチュエーションを考えると、昼の部での入りは「引っ越しの挨拶風」笑いましたw
ワタル2での高橋由美子さんの歌も大好きで、生で聴けて感動でした。
「20世紀最後の正統派アイドル」、その後俳優として活躍、お酒が大好きで色々あったようですが(それ以上言うな)、人生色々ありますし自分は逆に人間味があって好きですね。
なお、高橋さんへの声援、昼より夜の部の方がすごかったですね。
元正統派アイドルだけあって、50歳になっても可愛いのはさすが。
昔の衣装をモチーフとしていたのも良かったですね。

三重野瞳さん

自分は超のワタルは途中までしか見ていない記憶で、実は超の歌をしっかり聴くのは初めてで(一応これまでも聴いたことがあるけど)、泣いてしまうほど素晴らしかったです。
また、自分の勉強不足で超は詳しくないんですが、ワタルのカラオケコンテストで見事デビューされたんですね。
ご本人、イベントで歌っているときやトークでも楽しんでいる感じを受けました。
 

その他

・やっぱり龍神丸役の玄田哲章さんも来てほしかったですね。
イベント冒頭の「みんな大人になったから恥ずかしがることはない」「声が小さい」のセリフは子供向けイベントであるあるな鉄板ネタですが、分かっていつつも笑ってしまいましたw
次のイベントでの登場に期待なのでお元気でいてください。

・やっぱり昔の声優の方々は、元々はお芝居ありきでされていたこともあり、演技や歌が本当にお上手で素晴らしいですね。
イベント中でも今の2.5次元ミュージカルの走りはサクラ大戦→いや、実はその前はワタルが元祖だった(広井王子さん)、というのも納得です。

余談ですが、広井王子さんの作品はワタルはもちろん、ゲームの天外魔境2(卍丸役は伊倉さん)やサクラ大戦(カンナは田中さん、マリアは海火子役の高乃さん、レニは伊倉さん)もプレイしましたが、ちゃんと生でお芝居やミュージカルができる方を揃えていることに改めて素晴らしさを感じました。
また、どの作品も和のテイストが入っているのが良いですね。

・他でも耳にしますが、ホント、ワタルファンの人は温かいですね。
諸事情で一人で行くことになったのですが、そこでご縁があった方々がホントホント温かくて…。
それも「ワタルという作品だからこそ」なんでしょうね。

・2024年8月31日追記
…と、ワタルファンの人は温かいと書きましたが、綺麗事だけ書くのをやめにします。
私とイベントのチケットをやり取りした方ですが、グッズ販売でマナーを守っていないのは残念でした。

皆さん「代表待ち」をご存知でしょうか。
「代表者一人だけ列に並び、後からその友人などが合流し列に加わること」です。

正確には「代表待ち」ではないのですが、その方はまずは自分で並んでグッズを購入。
その購入後、知り合いと示し合わせていたようで、その知り合いの方にも事前に列に並んでいてもらっていたようで、自分が購入後にグッズをまた買うために、その知り合いの方と交代してまたそこから並んでいたのです。
後ろには何十人にも人が並んでいるにも関わらずです。

その際、自分は「それはマナーとしてどうか」と思いつつも、チケットのやり取りもあった関係柄、黙っていたのですが、後日その方とSNSでも色々ありまして、「残念なファンがいるものだな」と、ここで告白することにします。
正直、作品自体は素晴らしいのに、自分さえ良ければいいというマナーを守れないファンは害悪で残念ですね。
 

総評・まとめ

自分の好きなアニメやゲーム、映画などは沢山あります。
だけど、今回ワタル35周年イベントに参加してみたところ、当時子供だった頃から35年経ち、自分の中で童心、原点、ホームに戻った感を受けました。

35年経ち、大人になった今だからこそ分かる、改めて「ワタル」の良さも感じています。
(個人的に昨年の後半は色々苦労したので余計にで、ワタルの歌の良さ、奥の深さには泣けてきます)。

当ブログでは他作品の感想やレビュー、考察をファン、マニアとしてうるさく書いたりしていますが(関係者の方すみません)、なんというか、ワタルという作品はそういったものではなく、「童心に戻って純粋に好き」という気持ちでいっぱいです。

新作ワタルも発表されましたが、自分の中でワタル熱も再燃し、また1から見返したり、イベントがあれば是非行きたいと思っています。
(今思うと、当時2の後もちゃんと追っかけてれば良かった〜という思いです)
また、最近描いてなかったイラストも再開していきたい気持ちにもなったり、自分は5年前ほどから地元でUターン生活しているのですが、やっぱり東京はこういったイベントがあって良いですね。

ホント書きたいことは山程あるんですが、それらを全部書くと終わらないので、この辺りで終わろうと思いますw
今回のイベントは本当に一生の思い出になりました。
キャストやアーティスト、スタッフ、関係者、ワタルファンの皆さん、ありがとうございました。