前の記事から随分時間がかかってしまいました。
子供の頃は好きな作品でも、大人になった今では見ていて厳しい作品が多い印象でした。
見るにもエネルギーがいりますからね…w
~昭和ゴジラ編~後編
怪獣島の決戦 ゴジラの息子
個人的評価:20点
ゴジラの息子のミニラ登場により完全な子供向け路線。大人が見るには全般的にキツく、子供が見るには楽しめる作品だと思います。
クモンガの死んだふりからの毒針攻撃の演出が変に気になりましたw
ちなみに平成ゴジラシリーズでは、ゴジラの子供の頃としてミニラではなくゴジラジュニアなどが出てきます。
怪獣総進撃
個人的評価:35点
あの怪獣総進撃マーチが流れる曲で子供の頃好きだった作品。
たくさんの怪獣が見られるのが楽しい作品でもありますね。キングギドラ、モスラ、ラドン、アンギラス他、ゴジラシリーズ以外でも東宝特撮のマンダ、バラン、ゴロザウルスなど。
しかし敵であるキングギドラがたくさんの怪獣にフルボッコに合ってむしろ可哀想なのです。特に首を踏まれて血を吐くシーン…。
映画としては今見るとこちらもキツいですねw 怪獣がたくさん出るので子供には楽しめるかとは思います。
キラアク星人の衣装はインパクト大ですw
また、シン・ゴジラを見た後だと、自衛隊の攻撃もあさっての方向に撃ってばかりで建物を破壊しまくってるのに笑ってしまいますw
そして今見ると、日本が管轄する怪獣ランドから怪獣たちが脱走し、その怪獣たちがパリやニューヨークなど海外で暴れるのですが、それって日本の管轄不備による国際問題になるのでは?と思ってしまいますw
怪獣総進撃の音楽は大好きです。
ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃
個人的評価:65点
初見。
これまでは面白くない勝手なイメージがあったのですが、予想外に面白かったです。低予算で頑張ってたり、完全子供向けながらもドラマやテーマがしっかり作ってありました。
ゴジラが主人公の子供の想像(夢の話)なのだけど、ゴジラをテーマにしつつ、こういった切り口もあるのか、と面白かったのです。発想の勝利でしょう。
当時の日本社会への風刺もあり、どのような社会だったのも分かります。
ゴジラシリーズは他にもこういった当時日本社会の風刺はあるのですが、この作品は上手く融合させて表現していると思いました。
過去映画の使い回しシーンも気になりますが、ベクトルが違う子供向け映画という意味で、この編集はこれはこれでアリに思えました。
子供と一緒に見るのがオススメです。
ミニラの声がおばさんなのは気になりましたねw
ゴジラ対ヘドラ
個人的評価:50点。
昔見たことあるかどうか不明。
うーん、見たことないかも?
映像や演出がサイケデリック、色彩、アニメなどを取り入れた異色作。さらに冒頭から「かえせ! 太陽を」という主題歌が流れ、非常にシュールな歌が流れます。インパクト大。
ゴジラが体を丸めて放射火炎を推進力として空を飛ぶのも有名。ただこれは、坂野監督が独断で勝手にやったらしく、それを見たプロデューサーの田中友幸氏が激怒し、坂野監督はその後ゴジラシリーズから干されてしまったらしいです。
異色作としては面白いけど、うーん、映画として見るとどうかなぁ…。ただ当時の公害をテーマにした作品で、子供と一緒に見るのが良いかと思います。
地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン
個人的評価:5点。
これはある意味すごい作品ですwww
映画としてうーん厳しいというのも感じましたが、
・怪獣同士の会話で漫画の吹き出しが表れる
・過去映像の使い回し
・怪獣の血の表現がちょっとグロい
何より
ゴキブリのドアップ
お金と時間を対価にして、これは一体何の罰ゲームだろうと思いますw
ある意味、逆に見る価値あるかもしれませんがw
一応フォローしておくと、子供の頃ガイガンのデザインはスタイリッシュで好きでした。
あとこの作品好きな方ゴメンナサイ。あくまで個人的評価ですので…。
ゴジラ対メガロ
個人的評価:30点。
初見。
「東宝チャンピオンまつり」のひとつとしての映画のこともあり完全子供向け映画です。
ヒーローのジェットジャガーが見ものです。音楽がヘドラの人で、とぼけたような明るい音楽が微妙ですね…。
この頃は予算がなく過去の映画の使い回しシーンが多いですね。また、怪獣の動きが人間っぽいのが見てて辛いです。
ジェットジャガーが、メガロとガイガンが2体同時に現れたとき、飛んで逃げようとし(逃げるなよw)、そして飛ぶところをやられるのが笑えましたw
そして設定として、ジェットジャガーを操るコントロールは音波なのに彼が見えるところじゃないと使えないのがどうかと思いましたがw
ゴジラ対メカゴジラ
個人的評価:70点
直近のシリーズと比べてクオリティが高いです。ストーリーや伏線、演出が現代映画に近づいていて面白かったです。メカゴジラも強くて面白い。沖縄が舞台なのも良いですね。
余談ですが、当時のSF機械は全て物理ボタンなんですよね。それが今ではタッチパネルと考えると凄い時代になったものだと思います。
結構オススメです。
メカゴジラの逆襲
個人的評価:20点
監督は初代ゴジラの本多猪四郎さんなのですが、作風、演出が自分に合わないのか、序盤から見てて苦痛でした…。演出やテンポが悪く、話の盛り上げ方も冗長に感じられてしまいました。
テーマや脚本は大人向けの人間ドラマを強くしたいのが伝わりますが、掘り下げ感、特に演出やテンポのせいで台無しになっていてもったいない感じがしました。
チタノザウルスも直近のシリーズ怪獣と比べると魅力がないですね…。
以上、昭和シリーズ後編でした。
そして平成シリーズのレビューです
→「ゴジラ(1984)」感想。シン・ゴジラを見てからだと、また楽しめる作品。