素晴らしい。完璧すぎます。
99/100点つけても良いデキです。
「こんなアニメを観たかった!」
ただ、唯一の不満は主役などの演技。
特に気になったのは
ヒロイン役の桜庭ななみさんと侘助役の斎藤歩さん
でしょうか。
主人公役の神木隆之介さん、池沢佳主馬役の谷村美月さん、も気になるけど、許容範囲。
もちろん本人らは真剣に演技を行ってるんだろうけど、ちょっと残念な演技でした。
なお、お婆ちゃん役の富司純子氏は良かったです。
その一部演技が気になったところ以外はテーマ、脚本、構成、演出、作画、CG、BGM、などなど全て完璧と言っていい作品でした。
本当に素晴らしく、面白く、観ている最中、あまりのクオリティに涙してしまいましたw
ネタバレ無しで感想を書くとなると制限もあるけど、箇条書き、キーワードなどで書いてみます。
・夏と言えば…親戚が集まる、高校野球。
・今、家族との繋がりが薄くなっている この時代だからこそ描かれるその大切さ。
・アナログ世代、デジタル世代の関わり、融合、 そしてその2つの世代問わず普遍的な人と人の絆。
私が特に良かったと思うのは
アナログ世代の婆ちゃんが自分の知り合いに電話をかけるシーン。 お婆ちゃんの人生の重みとそのネットワーク、人との絆、という普遍的なものを感じられました。
あと「あんたならできる」という言葉を言うこと。 というのは私は人を説得したり、動かしたり、伸ばす方法って相手を褒める、信じることだと思います。
相手にただ論理的に言ったり、怒ったり叱ったりしてもその相手を説得したり、動かしたり、伸ばすことはできません。相手を褒める、ことが大事だと私は思ってます。
・一般層からアニメ好きまで観られる内容。
一般層視点で言うと、テーマも普遍的だし、絵柄もジブリみたいに普通っぽい。
ただ、ネットに関してのアバター、アカウントといった概念がニュアンスでも良いから分からないと厳しいかも。私のようなアニメ好きの観点で言うと、アニメ好きならこういうシチュエーションが見たい、という王道的なものも見せてくれるから嬉しい限りw 某美少女キャラの変身シーンとかw
・現在深夜放送などのアニメも見てるけど、それらと比べて思うけど、「人間がちゃんと描かれてる」ということ。
劇場版、テレビ放送、深夜放送…別に制作費や規模云々によるクオリティ自体の問題じゃなくて、作り手の経験の引き出しによるものだと思います。
よくある深夜のアニメのキャラって典型的なステレオタイプキャラでその「キャラクターに厚みが無い」。
それは、いかに制作側の人生経験、観察力が問われる部分だと思います。
それによって、リアリティのある作品があるか否かと 作品の厚みが全然違ってくると思います。 別に世界観が荒唐無稽なファンタジーでもなんでも良いんだけど、 登場人物がちゃんと生きてるか、意志があるか、人間として生き生きしているか、という部分です。
作品の世界観にも言えることで、現地などに実際に取材してみたり、調べたりすることで リアリティがある、ウソのない作品が作れることができると思うのです。 しかしながら、この時代、なまじインターネットが普及してしまったからこそ 手軽に情報が手に入る時代になってしまいました。
その弊害により、「上辺だけの情報による知識や頭だけで作られた作品」なんてリアリティがなくつまらないのです。刑事や新聞記者も足で生の情報を手に入れることが大切なように、 これだけは創作をする人間は忘れてはならないことだと思いました。
・架空世界での格闘シーンでの迫力。
私は格闘ゲームが好きなのですが、今まで見てきた格闘のアニメはほとんど残念な格闘シーンが多いんですよね。動きや攻撃、アクションに「重みがない」。
唯一私がこれまで見てきたアニメで良かったアニメの格闘シーンは アンディフグ監修だったアニメ劇場版「ストリートファイター2 MOVIE」のみ。それと同じような格闘アクションの重みがあったのは個人的にすごく良かったですw
・ネットや漫画でのオマージュなネタが良かったです
某キャラ対某キャラの格闘シーン内での飛行シーン中は某有名漫画のロードローラーを彷彿とさせられましたw
あと2ちゃんねらーなら分かる用語や画面とか。
・和のテイスト
某キャラたちのデザインやある勝負内容とか
他にも素晴らしい点はあるけど、とりあえずこんなところにしておきます。
ともかく、素晴らしい。未見の人は是非機会があったら見てください。小学生からお年寄りまで楽しめる普遍的な作品だと思います。特に楽しめるのは20~40代くらいかも?w
日本テレビが制作にかなり協力してるようで、ひょっとしたら今年の夏にテレビ放送するかもしれませんね。
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